モンスターハンターの武器「ボウガン火竜砲」を作りました。
モデルガン用キャップ火薬でブローバックし、連動して輪ゴムが発射されます。
ちゃんと動きます! バッチリ作動します!!
だがしかし!中身にコダワリすぎて、見た目のバランス崩しました。ちょっとウロコが小さかったですね。ウロコのサイズは小さいですが、ウロコの塗装は頑張りました。グラデーションで綺麗に塗装しました。
本体レシーバーの金色と銀色の部分は缶スプレーです。色はすごく良いのですが、乾燥しても塗料の表面が弱く、マスキングテープに負けるので、塗り分けが大変でした。
で、そのコダワリの中身ですが、自作のショットシェルカートリッジを使用して、セミオート、フルオートを切り替えで作動させる事が出来ます。以前作ったMG34では再現できなかった、トリガーでのセミフル切り替えをやってみました。ゲームだとボウガンはほとんどの弾は単発ですが、一部の弾は速射です。単発と速射をどうやって弾で切り替えてるかわかりませんが(笑)、セレクターを操作しているようには見えないので、トリガーを二つ作って打ち分けるような感じにしました。
オープンボルトでのセミフル切り替えって、昔のマシンガンのような感じですね。
動画です。見てくださ~い!!
CADで設計しています。
ここでどれだけ頑張っても、作ってみたら机上の空論で、動かない事がよくあります。
さっさと描いて、早めに加工をスタートさせるほうがいいですね。
自作のショットシェルカートリッジです。
モンハンの世界観には合いませんが、今後作るであろうモデルガンに利用できるかなと思って、ショットシェルを作りました。モンハンをプレイしていると、けっこう大きなカートリッジがエジェクトされるので、見た目的にこれでOKでしょう。
設計でかなり苦労しています。構想段階からだと、2年くらいはどうやってショットシェル作ろうかと考えてましたね~
マガジンはシングルカラムです。
形はドラムですが、ドラムの中身を作るのは難しそうです。まっすぐ上がるだけの簡単なシングルカラムにして、作動性を重視しました。思った以上にスムーズに動くので、作戦成功です。弾は5~6発しか入りません。モンハンをプレイしてみるとわかりますが、ゲームでは、ボウガンにはたくさん弾が入りません。ある意味リアルw
スプリングは1ミリのピアノ線を曲げて作りました。初めてマガジンのスプリングを自作しましたが、イイ感じです。今後もマガジンのスプリングを作る時はこの方法でいこうと思います。
ボルトです。弓と連動させるためのアームがあります(左上コの字の部分)
ボルトの真ん中に真鍮パイプを入れて、そのパイプに金属の棒を貫通させてあります。「いつものバネ」を使うためです。そのバネだと、発火&排莢してくれます。モデルガンを自作する上で、バネの選定は非常に重要です。
上のマガジンの設計も合わせて、バネ選びは大事です。「バネ選びとマガジンの設計」だけで、モデルガンが動くかどうかの、大半が決まってしまいます。その次に大事なのはにカートリッジかなと思います。
弓とボルトをレシーバーに組み込んだ写真です。紐やワイヤーではなく、真鍮の棒で繋がっているので、弓とボルトはダイレクトに連動して動きます。
トリガーでセミ、フルを切り替えます。オープンボルトです。
この切り替えメカニズム、本来はMG34でやるべきなんですが、MG34を製作していた時は、それほどの知識はありませんでしたのでココで再現。いろんな事にチャレンジしたんです。
今までフルオートばかりで、自作モデルガンでセミオートを作るのは初めてでした。セミの小気味良い作動は、撃ってて気持ち良いです! 大きなショットシェルがボドッ!と出て、迫力があります。
部品点数は最小限になるように、そして出来るだけ簡単な部品形状になるように考えたので、機関部の作動不良は無いです。
オープンボルトだと、フルオートよりセミオートの方が構造が難しくなるんですが、他人から見るとフルオートの方が撃った時感動するそうです。苦労と評価はイコールじゃないってことかw
ライトボウガンの前の方に、ゴム銃を仕込んであります。発火モデルガン&ゴム銃という仕様です。
ボルトや弓と連動して、輪ゴムを発射します。
金属バレルですので、インサートを入れてあります。
ウロコ部分は手加工です。グラインダー、ルーター、ヤスリで作りました。
こうやって「削り」で形を整えてくうちに、ドンドン削ってしまって、小さくなっちゃったと思います。今後は注意して作らないとね・・・。毎回粉まみれ、手は筋肉痛&腱鞘炎になりながら作っていって、組んでみたらちょっと小さかった・・・けっこうショックだよww 直す気はありません。だって、頑張って作った思い出があるので。
ピンク~オレンジっぽい色の材料は「ケミカルウッド」。合成木材です。木よりも、加工性は良いほうだと思います。青い材料は「スタイロフォーム」です。断熱材として使用されています。粒の小さい発泡スチロールのようなイメージです。軽いので、動きのある弓部分に使いました。ガンランスやイトカワ1/1000モデルの時に買った余りです。
塗装は黒立ち上げ法。塗料は、絵画用のアクリラガッシュです。
この時、模型用塗料を使わずにアクリラガッシュを使用するのがマイブームでした。くさくないので、今後も使用する可能性大!
アクリラガッシュは、模型用よりも淡い色彩がでるので、退色したような感じに仕上げるのには良いと思います。グラデーションの“にじみ”も好みです。色のにじみがあるってことは、クリアな色合いでは無くなりますが、色の情報量が増えるので、スケール感があります。
1/1スケールといえど、スケール感はオーバーな表現であったほうがいいと思います。
完成写真色々。スタンドも作りました。スタンド無いと、家に置く時困りますからねw
オマケ写真。
銃器評論家の床井雅美先生に装備していただきました。
相変わらずの笑顔!!!
いきなりですが、すごいです〜!
質問ですが、一度装填してうつと弦が戻りますね?
そして、どうやってまた装填した位置に戻るんですか?
モヤモヤして寝れません。。。
教えてください(´・_・`)
あ、写真のほうに間違えて投稿してしまいました
すいませんでした。
ボルトと共にバネを引いて、引き金を引くとボルトがバネの力で薬莢を叩きます。薬莢の中に火薬を入れてあって、火薬が爆発するとその力でボルトが下がります。バネの力と火薬の力で、ボルトが自動的に前後運動します。
そのボルトと、弓の弦を、ボウガンの中で繋げてあります。
本物のモンハンのボウガン(?)は、バネの力ではなく、弓の力でボルトを前進させていると思いますが、弓に使用する材料の弾性(弓が元の形に戻る力)を利用するのでは、どれくらいが適度な力かわからないので、使用する材料が見当付かないから、見えない所にバネを入れて解決してあります。ここが今作最大のリアリティーの無い部分です(笑)
使っている火薬は、合法な玩具用のものです。
http://www.amazon.co.jp/s/?ie=UTF8&keywords=%E3%82%AB%E3%83%8D%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%97&tag=googhydr-22&index=aps&field-adult-product=0&hvadid=6575439305&ref=pd_sl_38jy74nzyn_e
玩具用の火薬は、当然、実銃よりはるかに弱い力なので、それだけの力で機構を動かすのが難しく、それが醍醐味です。
よくわからなかったら、「発火モデルガン」で検索してみてください。