メッシュゴーグル改造

★禁止されているフィールドも

最近、メッシュゴーグル使用禁止のフィールドが増えてきました。至近距離から発射されたBB弾が割れ、メッシュの隙間から入り、目を怪我する事故があったそうです。

しかしこのタイプのメッシュゴーグル、フェイスガードがバリケードで薄く構えるのに丁度良い形状をしています。この部分を使えば、構えやすいフェイスガードが作れそうです。もう使用出来ないからと捨てず、再利用してみませんか?

★バラす

バラすのは簡単です。いくつかのピンを抜くだけです。

★穴をあけてゴムひもを再利用

穴をあけたのは、そのまま使うとマスクの中で水滴が溜まり不快だし、熱気が上にあがりゴーグルが曇るからです。対策として大きな吸気口を前に作ります。ハサミでカットして、リューターで形状を綺麗にしました。
写真では、ゴムひもはそのまま再利用していますが、余分なパーツを外して、大きなプラスティックのピンが入っていた穴にゴムを通しなおしました。

★メッシュ再利用

金切りバサミでカットして、ペンチで外側を曲げました。穴をあけたマスクの内側にぴったり入るように頑張った。

★完成

薄く構えられるマスク完成! いままで使ってたゴーグル&マスクは厚くて、ギリギリの撃ちあいしている時にカスリヒットするとくやしかった。隠れているつもりでも、ちょっぴりゴーグルやマスクの端がバリケードから出ていて、どこから顔を出すかバレていることもあった。
これがあれば、自分がヘタクソでも、玉が当たらない確率が増えますw バリケードで、たとえ1センチでも薄く構えられるとしたら・・・かなり効果大きいですよ!!

ゴーグルはこちらとセットで使っています。

★ビスはミニ四駆の余りもので

取り付けは、ミニ四駆の改造パーツに入っているビスを使っています。ミニ四駆で遊んでいれば、沢山余ってしまいます。この小さいビス、作りはきちんとしているし、いろんな長さがあるので、捨てずにとっておけば、造形をしていると役に立ちますね~! 余談ですがM2のタップも用意しておくと、いろんなところで活躍します。

このマスク、下側からのスキマが多かったので、こちらもメッシュで塞ぎました。

今までは「口元はメッシュで頬当ては布になっているもの」を使っていましたが、布の部分が厚くて、思ったよりストックとの間に厚みを感じます。
このマスクはプラスティックなので硬く滑りやすいですが、薄いのでストックを当てやすいです。

何度かサバゲで使いましたが、使用感はとても良いです。

パトリオットHC チューニング

UAB1という1対1のサバゲをはじめました。
何度か参加して、このルールのサバゲでは、出来るだけ軽量でトリガーレスポンスの良い銃が必要だと感じました。今使っているM4が次世代で重いです。実際にUAB1に利用してみると動きが重くなってしんどいです。

軽いスタンダードかハイサイクルの銃が欲しい・・・ということで買ってきたのがパトリオットHC。今所持している次世代はDTMが入っていて、電子トリガーによってトリガーレスポンスを良くしています。次世代の電子的にトリガーレスポンスを良くした銃に対し、機械的にトリガーレスポンスの良い銃を作って、撃って比較したいと思い購入しました。

★気になる箱出し性能

まず初速を測ってみました。0.2gで約84~85m/sです。うちの弾速計は少し高く表示されるので実測82~83m/sくらいだと思います。アタリ個体かもしれません。事前の情報では79~80m/sだそうです。思ったより数値高い!
でも、せっかくのアタリ個体ですが・・・いじりますw

★パーツを買い揃えた

「面ホップ」や「電気くらげ」。なんとなく形状が気に入った「でんでんむし」。これらは撃ち比べてどれを入れるか決めます。
やってみたかった「調整用シム」。
セミオートを多用するので「SBD」、トリガーストロークが短くなる「ショートストロークスイッチ」、好みのトリガータッチにするための「ストレートトリガー」。
写真には写っていないですが、「アングス 0.9Jスプリング HCハイサイクルシリーズ Lタイプ」も用意しました。アソビバでも使用出来るように初速は90m/s未満にしたいので、カスタムスプリングはL→M→Sの順に試していく作戦ですが、先に結果を書くと、Lに交換して88m/sでした。最高に丁度良い。

★メカボックス御開帳

メカボックスを開けるのはこれがはじめてです。ガンをカスタムするのは好きですが、メカボ内に足を踏み入れてしまうと、沼から帰ってこれなくなる気がして怖かったんですw だから20年やってこなかった。
だがもうやってしまった。もう後戻り出来ないよ、この世界からw (だってもう次のアイデアがあふれてくるんだもん!)

★最初はシム調整から

ギアを入れる→メカボを閉める→ガタと回転具合を確認→次のギアを入れる・・・・・・って作業なんですが、あれっ、ノーマルの状態でもガタは少なかったぞ! 何処かは忘れましたが、0.1ミリのシムを一枚追加しただけでした。

だがコイツ!

スパーギア。単体で動きが悪い。事前に調べたとき、メカボには左右の穴がズレてる個体もあると情報を見たんですが、どうやらコイツがソレだ。初速はアタリだったけどギアの回転はハズレだったのだ。
片方だけのメカボックスにギアを入れると、左右どちらのメカボに入れても片側なら良く回るけど、メカボックスを閉じて両方の軸に通すと回転が固い。
ギアを外してメカボックスを閉じ、両穴同時にΦ3.01ミリのリーマーを突っ込んで回してやった。そしたらシャラシャラ回るようになりました。イイネーーーー!
シャラッシャラ♪

そういえば・・・

モーターのピニオンギアが、最初から変形してました。買って300発ちょっとしか撃ってないのに。きっとスパーギアが抵抗になって傷付いたのかな??? それとも買ったばかりでこんなもん??? はじめてメカボックスを開けるのでわかりません。

★トリガーチューニング

サバゲで相手に玉を当てるには何が必要か。命中率を高めれば良いのですが。

玉を遠くまで飛ばす&玉の到達時間を早くするために初速を上げますか?

玉をまっすぐ飛ばすために銃の集弾率の上がるチューニングをしますか?

俺はそれらより先にトリガーチューニングをまず大事にしたい。
これ、ガンをチューニングしているようで、射手のチューニングをしているのです。サバゲで上手く相手に当てられなかった。何のせいだった事が多いだろうか?銃のせいだろうか?射手のせいだろうか? 思い出してみれば大半は射手のせいですw ならば、射手を矯正するチューニングをするべきです。
上の、左の写真はノーマルで、右の写真はチューニング後。組み込んだのはストレートトリガーと、大門団長さんのショートストロークスイッチ。トリガーを少し引いただけでスタッ!と玉が発射されます。ガク引きキャンセラー。
セミオートのキレが良くなって、銃がブレるまえに玉が発射されるから、命中率が上がります。
キレッキレ♪

★失敗

トリガーの引きを軽くするために、0.55ミリのステンレス線でトリガースプリングを自作してみました。キックバネはけっこう簡単に作れます。しかし、組み込んでみたものの、バネが軽すぎてトリガーは戻ってきませんでした。
ノーマルは線径0.9ミリくらいだったので、0.7ミリくらいのステンレス線を買ってくれば良いけども。わざわざ買うのがもったいないから、ノーマルスプリングに戻しました。

★失敗2

組み込みミスで、逆転防止ラッチがバネのテンションでべベルギアから外れ、スパーギアに当たった状態でメカボックスを閉じてしまいました。そのせいで動作チェック中にスパーギアは欠けてしまいました。ギア単品はネットで1200円で売ってるのですぐ取り寄せたんだけど、送料と代引き手数料が合計1200円くらいだった。合計額2400。値段が倍になったよくっそーーーーーーーw
今回はスパーギアに翻弄されています。

★チューニング結果

初速は先に書いてしまいましたが、ギリギリ90m/s未満に収まりました。ラッキー! フィールドの弾速測定も通らなきゃいけないので、大須のアソビバでも初速を測定してきました。合格!
それから、できるだけいらない部品を外し軽量化。後方配線に。ホップ調整用窓であるダストカバーは、コッキングレバーではなく手で直接開閉できるようにしました。

★チューニング結果2

ホップは、ノーマルホップ、電気くらげ、面ホップの順に試しました。というか試すつもりでした。しかし買ってきた面ホップが給弾不良を起こすので、試すことをあきらめました。
命中性能のテストをする時は、よくネットで見るのが40メートルでA4に当たるかとか50メートルでA3に当たるかとかですが。俺はこの方法ではありません。15センチのマトを使います。
ノーマルで15センチのマトに9割以上当たる距離がどれくらいか見て、チューニング後に的に当たる距離がどれだけ遠ざかったかor近くなってしまったかを確認します。近づけないと当たらないならNG。遠ざけて当たるようになったらOK。
これは無風状態でチェック出来るのが25メートルまでの設備しかないから相対的にマトのサイズを小さくしているのと、40メートルや50メートルでの命中性能はさほど重要ではないからです。インドアに行くことが多いので、近距離の小さなマトにどれだけ当たるかが大事です。
っても、小さなマトでのチェックは、玉のホップがあるので上下方向でキビシイんですけどねw 自分の感覚だと15メートルあたりからホップの影響が弾道に現れる気がするので、15メートルからどれだけマトを遠ざけられるかでチューニングの確認をします。20メートルでバシバシ当たれば合格です。
今回のチューニングではでんでん虫と電気くらげの組み合わせで(射手の性能は置いといてw)、18メートルくらいなら15センチのマトに9割以上当たるよという結果でした。ノーマルよりは良くなっております。
ちなみにGプロフェッショナルさんにチューニングしてもらった次世代は25メートルで7割以上当たってました。玉は0.2gです。びびった! 23メートルくらいまで近づけば9割以上当たりました。

★内部チューンが終わったので外装

フロントは他の人がやってない事をやってみます。C型のパーツを3Dプリンタで作って外径を調整しつつ・・・

スポンジパイプを押し込みました。適度に細くなったし、滑り止めになります。とにかくフロントが軽いです。見た目は変かもしれませんが、とても使いやすいです。

★ローグリップとオフセットストック
正しく銃を構えるならば、親指と人差し指の股をグリップの出来るだけ高い位置にしっかり当てます。ハイグリップと言いますね。ストックは腕の付け根の少しへこんだ位置にしっかり当てます。これが基本です。はじめて銃を撃つような人以外は、あるいはこのブログにいらっしゃるような方はだいたい知っていると思います。
基本や正しい撃ち形(あえて方ではなく形という漢字を使ってみた)を理解したうえで、バリケード越しに撃ってくる相手に撃ち返すなら、その形を崩さなければなりません。
バリケード越しに撃つなら、バリケードからの露出が少ないほうが撃たれる可能性は低くなります。俗に言う「薄く構える」という構え方になってきます。現在のサバイバルゲームはバリケード対バリケードで戦う事が多いので、基本を崩す必要が出てきたのです。

薄く構えようとすると、正しい構えより、銃を少し高く上げたほうが、体がラクです。体がラクなほうが余分な力が入らないので当てやすいです。
そこで、銃をローグリップにしてストックを低くオフセットするチューニングをしました。


3Dプリンタを駆使してM4ストックパイプをオフセットしたパーツを作りました。グリップは手が上に行かないようなパーツも作りました。

★完成

コレがめちゃめちゃ使いやすい!


ストックが変な位置にあると思うけど、これが良いんです!

重量は1.8キロ。

メーカーが公表しているノーマルと同じ重量で仕上がりました!

構えやすい、軽い、まぁまぁ飛ぶ、まぁまぁ当たる。しばらくこの銃で戦えそうです! 現状、ほかにいらんw

さぁフィールドいくぞ! 相棒!!

(写真はアソビバ名古屋店さん)