ハイキャパいじり

こんにちは。庄松屋です。

ハイキャパを弄ってみようと思います。といっても、トイガン界隈からしたら、沢山のデータが出ていて、いまさらって感じですねw だけれど、せっかく買ったので、自分なりに遊んでみようと思います。

とりあえず初速。


ノーマルでは平均初速74m/sぐらい。

次に、以前遊んだストライクウォーリア用アキュバレルセットの、スライドとバレルを乗せ変えて撃ってみました。


平均初速は68m/sぐらい。6m/sの低下ですね。
撃ってみると、目に見えて飛距離が落ちてます。バレルの長さが短いと、初速が下がり、飛距離が落ちるのでしょうね。弾道は、まっすぐは飛んでるけども、弾がゆっく~り。

ただ、以前、ストライクウォーリアにアキュバレルを付けただけの初速が・・・

平均63.78m/sというデータが残っていて、ハイキャパのフレームで、4m/sのパワーが上がってるのだと思います。ストライクウォーリアに比べて、マガジンが大きいですからね~

で。なぜバレルの長短を調べたかというと。「ガスブローバックハンドガンの単純な性能アップは、バレルの延長だ!」と、以前のストライクウォーリアいじりの時に、その結論に至ったからです。(うのみにしないでねw

だから、バレルが短くなったら、初速は下がるのか、実験したんです。

次は、長くしましょう。
買いました! 7インチバレル。

ライラクスの7インチバレルです。ライラクスにした理由は、ネットで見たレビューが良かったのと、手に入りやすかったから。とくにこだわりはありませんw

さて、早速付けてみると。かっこ悪いねw インナーが飛び出してて、海外の、お手製拳銃みたいです。

平均初速は80.02m/s
80台キタ――(゚∀゚)――!!
チューニングは、初速を上げりゃいいってわけじゃないけれど。以前測定したデザートイーグルの84には届かないけれど。バレル交換だけで、これだけ性能アップするのはうれしいね!

でも。この見た目。
なんとかしたいねぇ。
で、試作ですが、コンペンセイターを作ってみました。

スライドの意匠を、前方に伸ばしただけのデザイン。とりあえず付けとくか。

とりあえず見た目はまとまりましたが、このデトニクス系のスライド。ホールドオープンしません。もしかしたら、以前ストライクウォーリアいじりをした時に、スライド内部のあsdfghjkl;:」・・・・・・ゴホンゴホン・・・・・ゲフゲフ・・・・ア”—–ッ!・・・・あーーー・・・・・おっとっと失礼・・・等をいじったのが原因で、バランス的にスライド後退不良かと思ったんだけど。
スライドの後ろを見てみました。

このように、ハイキャパ(上のスライドで赤線)より、ストライクウォーリア(下のスライドで青線)は、バルブノッカーのロックを解除する溝が短いので、ブローバックが短く設計されていました。
低燃費やね。

ブローバックが短いからスライドストップがかからないのですが。せっかくの低燃費なので、ここの溝を長くするのはもったいない。

で、

スライドストップの溝を後ろに長くしてみたり。


前に長くしてみたり。


中の金属を削ったりしながら、スライドストップが、かかるように調整しました。

そんなスライドですが。ハイキャパとストライクウォーリアのスライドの重量を比べて、スライドがどれくらい軽くなったか、計ってみました。


ハイキャパゴールドマッチのスライド、90g


ストライクウォーリア、80g
10gしか軽くなってないやんーーーーーーって思いましたw
というか、コレが、多いのか、少ないのか、わかりません。デトニクス系スライドは、ハイキャパと比べて10gしか軽くならないぞ! ということがわかりました。

そんなデトニクス系のストライクウォーリアスライド。軽量化というわけじゃないですが、コンペンセイターを後方に伸ばして、ドットサイトのマウントにしたいので、そのぶんをカットしました。

ガバだけに、ガバッと切った。

ガバだけに。

・・・ハイ

失礼しました!

エジェクションポートより前方、上から数ミリほど、カットしちゃいました。構造として □ の字型だったのが U の字型になったので、ヤワヤワっす。
だけど試射をしてみると・・・・・・

YouTube Preview Image

元気に動いてました。

このスライド。このようなカタチになるまえに、ハイキャパの先生とメールで相談してました。先生はカットしたことあるんですが、やっぱり強度的には不安との事。先生は、ブリーチ取り付けにガタがくるかもしれないと言ってました。
先生の言葉はハイキャパのハナシですが、コレはストライクウォーリア。何か対策がないだろうかと思い、スライドを分解してみたんですが・・・。


なんか、ブリーチの上に、丁度良い穴があいてへんか??


M3の下穴に丁度良い、2.5~2.6ミリくらいの穴が開いてたんですよ!
なのでねじ切り加工。リアサイトの上からネジで締めてやろうと思います。元々、後ろからのネジ止めがあるので、これでスライドに2箇所からネジ止めが出来ます。

見てのとおり、上と、後ろに、ネジがあります。
これならカッチカチに留めれるで!!

 

本体の加工が終わったので、コンペンセイターの本チャンを作ります。

これは、2次試作品になります。

組み付けるとこんな感じなんですが、

この画像をツイッターにアップしたら、ハイキャパの先生から「マウントが短いね。ドットサイトをエジェクションポートの上まで持って来れへんの?」とコメントが来ました。
じつは俺もそうしたかった。だけど、3Dプリンタの造形サイズの上限があって、このカタチにしました。ほんとはやりたかったなーとか思って作ったのはさすがに見透かされたか。
伸ばした形状に設計変更しました。造形サイズ以上の大きさのものを作るには、パーツを2分割にしなきゃいけません。強度と組み付け精度を考える必要があります。イイトコで分割して、再出力。本チャン。単にコンペの中央付近でぶった切っただけなんだけどw

かっこよく出来た! と思います!
っても、格好だけじゃなく、本来は実用一点張りの設計です。
スマートなデザインになるように、バレルを伸ばし、ドットを乗せた。

ドットは、よくある商品はフレームにマウントするタイプ。だけどもトイガンは、インナーバレルとアウターバレルに多少のガタがあるし、アウターバレルとスライドにも多少のガタがあるし、スライドとフレームにもガタがあります。インナーバレルからドットまで、ガタ+ガタ+ガタなので、ちゃんと狙えてるのか不安。
今回作ったのは、コンペにインナーバレルを通してあって、そのコンペに直接ドットを乗せています。凄く当たりそうでしょ!!!

・・・・・・・射手の腕が良ければねw

おしまい。

 

ーーーーーーーーーー追記ーーーーーーーーーー
(2018/06/06)

 

スライドが割れました。

ガバだけにガバっとカットとかつまらないこと書いてたから壊れたんですね! 断面を接着して、さらに表面にABS板を貼って強度を上げて修理したんですが・・・それでも割れてしまったのでスライドの新品を購入しました。

今度はスライドの上部をカットするのをやめます。

ということは、コンペンセイターは再設計しなきゃいけません。


デザインはシンプルに。コンペンセイターにドットサイトを乗せる作戦はやめ。インナーバレルがしっかり固定されればよし。


アウターバレルはゴールドマッチ用をリコイルオミット使いたい。スライド内側のロッキングの溝を削り、インナーバレルとアウターバレルのあいだにあるバネやらなんちゃらの部品を取り出してリコイルオミット。そうすればブローバックはスムーズ。

アウターバレルが前後に動く状態になってしまうので、コンペンセイターと同じ位置に穴をあけた。その固定ネジ1本を締め付ければ、フレーム、コンペンセイター、アウターバレルが一体化します。コンペンセイターにインナーバレルがガタなく入っているので、インナーバレルも全体と一体化しているような感じです。

そしてついでのチューニング!

樹脂軽量ブリーチ!! ショートリコイルはオミットしてあるし、ブリーチは軽くなってる。そしてこのブリーチはバルブノッカーがわの溝の長さが短くなってます。つまりガスカットが早い。ブローバックが軽快です!! 当初目指していた「まるでガンコン」にかなり近くなりました。

気分良く撃てる以外に樹脂ブリーチを入れた理由がもうひとつあって、スライドが割れたとき、スライドの裏側をよく観察したら、スライドとフレームがブローバックで強く当たり、衝撃でへこんでいる箇所がありました。ブローバックが強すぎるのとスライドが重過ぎると感じたんです。そこでブリーチ軽量化というチューニングに踏み切りました。

 

そしてヴァージョン2が完成!!


イイよ! すごく良い!! 撃ったらわかる!!!

満足。
いづれマイクロドットサイトも付けようか。

「ギリアム」のコスプレ製作

ファンタシースターオンライン2(PSO2)のオープニングに登場する「ギリアム」というキャラクターのコスプレを作ります。

PSO2ではプレイヤーは自身のキャラクターを自由にクリエイトできますが、このオープニングに登場するのは、各種族の初期設定の状態です。運営が用意したバランス造形なので、カッコイイです。


(C)SEGA 『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト http://pso2.jp/


ゲーム内ではこんな感じです。


最初の作業。ゲーム画像のスクリーンショットを等身大で印刷しました。A4サイズで分割して、テープで貼ってつなげました。


見たところ、ウエストの幅が22センチです(汗) 入るわけありません! デザインや造形でアレンジして中に自分が入れるようにしないといけません。


主な材料は、芯にポリA、表面にはリアラボード(PH9)黒色。これは最初に買った材料で、沢山買ったつもりが、途中で足りなくなって何度か買い足しています。


最初に頭の試作から作りました。コスプレ造形師さんからのアドバイスで「顔は小さく作れ」と言われていました。そのぶん頭の中に自分の顔が入るので、自分の目の位置はこの赤い位置になります。
そして、ここからうまく前が見えるように作らなければいけません。


ダンボールと紙でヘッドパーツを試作しました。試作なのでまぁこんなもんですw


ダンボールや紙で試作で寸法、造形バランスを確かめたら、リアラボードで本番製作。全身この流れで作りました。今までコスプレは作ったことないので、「着れるように作る」には、ダンボールの試作がとくに重要に感じました。


目はLEDで光るようにしました。車用のエーモンの12V電池ボックスと室内用LEDなら、簡単に強い光を得ることができます。白色LEDの上に、オレンジ色のクリアファイルを切って貼り付けました。どこか光る部分があるだけで、コスプレはかなり引き立つように感じます。


塗装は全身の造形がおわってからまとめて行うつもりでしたが、頭だけすぐに塗りました。仕上がりのテストと、ひとつパーツを完成させることで、今後のモチベーション維持になります。


全身にあるフォトンのライン。頭にもあるんですが、どのように表現するかとても悩みました。強く面発光する商品って無いんですよね。アクリルの反射板を買ったり、有機ELラインを買ったりして試しましたが、思うような発光は得られませんでした。
光らせることはあきらめて、蛍光テープを使いました。ただ貼っただけでは光ったように見えないので、外周を黒でグラデーションさせました。周りに影があって、内側に光の反射があれば、多少は光ったように見えると思います。


頭完成。頭だけで二ヶ月半。はじめてのコスプレで考えながら作っているので、頭だけでかなり時間がかかりました。先が思いやられますねw

 

この先は、ダンボール試作→リアラで製作、の繰り返しです。写真を一気にアップしますね!


一部3Dプリンタも使ってパーツを作成しました。この胸のパーツを作るのに約1ヵ月。


腰周りのパーツ製作も1ヵ月ほど。


両肩を作るのに約40日。だいたいこのあたりで「1ヵ月でどれくらい作る」というスケジュールが頭の中で出来上がりました。ざっくり計算すると春~夏に完成しそう。夏になると大きなイベントがあるはずだと考えたので、そういったイベントで発表しようと決めた。


肩や腰のパーツの接続は、プラスティックのぱっちんを使ってます。
これを見れば、「だれでも思いつくアイデアじゃないか」、「簡単な構造だな」、、、と感じると思いますが、その「簡単な答え」を導き出すまでが大変でした。

 


腕は、とくに前腕部が大変でした。ひし形を合わせたような多角形で、他のパーツよりも複雑な印象でした。


指は、関節をひとつひとつ作りました。その関節を、黒の軍手にホットグルーで接着。これが熱い。というか軽い火傷が沢山w 普通のボンドで接着していると、硬化時間が長くなるから、すぐにくっつくホットボンドを使ったんだけど、お友達からは「庄松屋さん漢やでぇ…w 体張り過ぎwww」と言われました~


あし。ここも、あいかわらず、型紙を作ってからリアラボードの箱組みです。自分の足を突っ込む部分は使い古しのクロックス。脱いだり履いたりしやすいからイイね。クロックスの下にABSで作った箱を貼り付けて、ゲタにしました。乗って歩いても大丈夫な強度あります。
これで、だいたい10~15センチ、背が高くなります。ロボット体型にするには、足を長く見せなきゃいけません。


ひざ~スネは、ボディーのようにインナーを入れました。自分の足よりはるかに大きく作りたいので、2重構造です。インナーの上から、デティールを貼り付けて追加していきました。


ふくらはぎは、3Dプリンタで作りました。3Dプリンタなら、同じモノを量産出来る、他の作業中に出力出来る、というメリットがあります。デメリットはワークスペースの問題で、パーツ分割するので、合わせ目処理が大変です。
もし大きな3Dプリンタを入手する事が出来れば、全身3Dプリンタのコスプレもやってみたいですね~!


足が出来上がった写真がこちら。自分の上半身より大きな足! カッコイイですね~!
でも、実は出来上がってから失敗に気付きました。足パーツは横の画像から型紙を作ったので、正面から見たら少し細いです。あと3~5センチくらい、太い足にすれば、バランスが良かったのになぁと思いました。

そして全身が完成!

作り始めて8ヶ月が過ぎました!


塗装まえに下地処理です。表面にジェッソを塗りました。全身で3個半くらい使いました。さらにツヤを落ち着かせるために、マットブラックの缶スプレーも塗りました。
黒を全体に塗ってから、黒立ち上げ塗装をしました。


大きな面積なので、マスキングするのも大変! フォトンラインのオレンジの部分は、蛍光テープを使いました。テープを貼っただけだと光った感じがしないので、回りに黒のグラデーションをしました。


塗り終わったパーツはこんな感じです。塗装作業は1ヶ月くらいでした。

そして完成!!!!

やっぱりふくらはぎとスネのところもう少し太いほうがよかったかなと思うけど、はじめてにしてはバランス良く造形できたと思いました! 全体の製作期間は1年ほどです。


最後にマーキングを入れました。見た目が良くなりますね~!

大きなものを作っていたので、長い間ブログを放置したけど、やっと完成した感じです。
このギリアムのコスプレで、SEGAのコスプレコンテストに出場したのですが、うれしい評価を頂きました。ありがとうございました!